《私立アキハバラ学園》雑記2

村井麻里子

というわけで塔蹴りのプリンセス(笑)麻里子のストーリーを読了したにょえ。
むむぅ。麻里子の中の人木村あやかは《ONE〜輝く季節へ〜 Full Voice Ver.》の長森瑞佳でもあったか。どうもそっちイメージがダブってくる…。
以下ネタバレで。
全般に、琴未シナリオよりも、おバカな展開とノリが楽しいわけですが。このゲームにあまりシナリオを期待するべきではないと思いますが、琴未の話の展開が結構面白かったので、それに比べるとどうもとって付けた感があるような。
それぞれ、オタクと萌えを知るために、普通の女の子を知るために、かりそめの恋人同士を演じる中で、だんだんと本当に壮一郎が好きになっていく麻里子と、それに気づかないヘタレな壮一郎、という、この構図自体はギャルゲにはありがちな展開ではありますが、壮一郎を萌えさせようとする健気な麻里子がかわいいのでありますよ。
それとえっちかったですよ。特に、転んじゃって「はいてない つけてない」分かっちゃったとか、エレベーター内の目をつぶったまま「これはなんでしょうクイズ」とか。あとは、初めての日の翌日の麻里子の「えへへ〜」的な描写は、初々しさというか恥ずかしさをかもし出していて良かった。えっち好きになっていく麻里子の描写の端々に妙にリアリティのある言動があったりしておおっと思ったり。そんな二人をめぐるというかはやし立てる周りのキャラとの絡みも楽しかったし。特にやさぐれた感じの琴未の反応がよし。

琴未「そっかぁ、やっちまったかぁ〜。ついにやっちまったのかぁ〜。大人の階段かぁ〜、そっかそっか」

しっかし、このシナリオの壮一郎はヘタレというかなんというか。や、ギャルゲエロゲの主人公の宿命みたいなものなのだけど、ここまでヒロインの感情について想像力がないと、感情移入できなくなって少しひくなぁ〜。って本作はそういうことを楽しむ作品ではないのかもしれないなぁ。いい意味での「バカゲー」を味わうのが正しい楽しみ方か。
それと、はてなダイアリーのキーワード「私立アキハバラ学園」を少し充実させてみた。さすがに今このゲームやってる人はほとんどいないな…。