「平井慎」のセンスは好き
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仕事。23:00退勤。
蒼樹うめ『ひだまりスケッチ』第1巻
- 作者: 蒼樹うめ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2005/10/27
- メディア: コミック
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読了。この作品が連載されている『まんがタイムきららCarat』は読んでいない(読んだことがない)ので、この単行本で初めて読んだわけです。
終始、驚きとか、声を上げた笑いとか、そういうところとは無縁で、平坦なままに徹している。そういう意味での「面白さ」はないのかもしれません。というか、最初すこし読んでいくのがつらいくらい何事もない感じもあったのですが(現実の生活の何もなさに近いのかもしれません)。しかし、読み進めていると、また読み終わってみると、不思議と、次巻も読んでみたい、きっと購入するだろうなあと思っていました。
四コママンガであり、「美術科の高校生の日常」という主題に関しては、同じような作品に小箱とたん『スケッチブック』があります。私としては、より厚みを持っている『スケッチブック』の方が好きです。ただ『ひだまりスケッチ』の不思議な味わいもあるように思うので、今後どのように進んでいくかによっては、より魅力のあるものになっていくのではないかとも。流れはそのままでも、絵そのもの、線の強さが加わってくると、それぞれのコマに目が留まって(どうにも流し読みしてしまう)、もっと感じるところが多くなるような気がします。
32頁の「シーザー」、やっぱりブルータスを前にすると「お前もかー」をやってしまうというところには強く共感(笑)。