『魔法少女リリカルなのはA’s』雑記15

第11話「聖夜の贈り物」感想。


ありがとう。
とにかく感謝したい。そんな、お話でした。
この世界を生み出した都築さんに。スタッフの皆さんに。
なのはに。フェイトに。はやてに。『なのは』の世界に。
そしてこの『なのは』の世界に出会えたきっかけとなったすべてのものごとに。
この物語に出会うことのできた幸運に。
「ありがとう」という気持ちです。
(なんか全話完結した時に書くような感想になってますが…。)


見終わってみて、なんだかむやみやたらに「現実」を肯定したい気持ちになったり。「これで明日もがんばれそう」というアレです。フィクションである物語の、最も深いところでの役割のひとつは、そこに完全に現実とは違う一つの世界が「ある」と確信させることと、同時に、それを享受することが、現実の世界の肯定につながることだと思っていますが、まさにその感情はこれかなと。


…すこし冷静になってみると、客観的には突っ走っている「痛い」ことを書いているような気も(一瞬)しますが、もうそれでもいい! 率直に。


もうアニメのカテゴリーとかそんな狭いものではなくて、いわゆる「作品」と呼べるものに、これほどまでに心を動かされたことが、これまで何回あっただろうか、私の中では間違いなくそこに並ぶ、そういうレベルの物語でした。
いまはなぜここまでこの作品に魅了されているのか、はっきりとは分からないのですが、この第11話は、『なのは』『なのはA’s』を通して、現在において最高の回だったといってもおかしくはないでしょう。今話を初めて見た、今日の30分の時間に感じ得たものは、何か他のものでは補完できない、そういうものでした。残念ながら、2回目に見た時(まさにこれからそうしようと思っていますが)、そこに感じるであろうものは、初回に享受できたもの持つ大きさには達しないと思います。そう簡単には味わえない感情を引き出してくれたわけで、それだけにかけがえのない時間でした。ただし、2回目以降に見えてくるものは、また別の大切な何かではあるのでしょう。


以下、まだまだ続けます。


…としたものの、今回なのはにもフェイトにもはやてにも、それぞれがそれぞれの魅力を発揮している場面があって、全編通して密度が高すぎ(喜)。感想を書いていく視点が定まらないし、どうにもうまく書けない、けれど気持ちが高ぶっているのか眠くはならないし。というわけで、荒削りで書きつけたところで中断。もう少し手を入れて、明日には公開できるかしら。