多忙な数週間が終了したので、大学にこもることもなく、比較的ゆっくりと時間が使えそう。ここの更新も。少しは文章書かなきゃ。


大学で同期だった某氏が個展開催中であることを偶然知ったので、某画廊を訪ねる。
5年ぶりの再会だったか、3時間ほど茶談。在学中は専攻も違っててなかなか喋ることもなかったのに、こういう機会に、美術論に花を咲かせることができるのが感慨深いといっていたけれどまさに。彼のように、実際に、絵を売る、絵画教室の講師をつとめるというように、絵だけで生活している若い「画家」には今日あまり出会えないような気がする。なかなか聞けないような、そんな立場からのあけすけな話に触れることが出来て有意義だった。
世間に認められたいということではなくて(媚びるということではなくて)、のっぴきならない生活のために、努力してさまざまなことを考えて「売れるような作品を作る」(その作品を売って生業とする)というのは、ある意味非常に純粋な目的であって、そのやりようによっては、そこから生まれてくる作品は大変に純粋なものになりうるんだなあというのが、話や作品を見ての感想。
額について相談を受けたので、一番作品を身近に感じられるのは、極論だし保存上できないけど、壁に直接画鋲で止めちゃうことだよね、と提案したら、予想外気に入ってもらえたアイディアとなった。でもまあ確かにそれは間違いないわけで。
社会人じゃなくなっちゃって資金的にきびしいので、気に入った、ポストカードに描かれた作品2枚を買わせてもらう。
そういえば、やはり作品への価格のつけ方は難しいらしい。でもまあ、真に気に入った作品ならば、とりあえず値段は考えないよねえ絵を買う時には、物理的に足りるお金がないなら無理だけども、なんて話をする。思えば、オタク趣味も同じ様なもんだなあ。