昼食にコロッケ。じゃがいものコロッケ。コロッケとご飯のみ。
ゴメン、ソースは使った。ほんと、ぱさぱさしてんのよ。我慢できず。
何に触発されたのが、あるゲームをご存知の方にはお分かりになるのではないかと思う(笑)。


市民税・県民税と健康保険料。払い込み期限が本日…ということは、分かっちゃいるけど気づかないフリをしばらくして、自分を騙していたんだが(無意味)、銀行で振り込み。かなり飛んだ。
市民税・県民税は後、10月末、1月末だから覚えておくように>自分。


善光寺そばに今年出来たO画廊。そこで今日から始まった個展をふらっと見に行く。
木の枠(ボックス)内で、自然や建物を描いた絵画を主体に、その周囲に木の枝などの自然物とを構成した作品。大概こういう作品は一歩間違えると、あざとい感じがしがちだと思うのだけれど、この方のは自然物の絵画への影響具合が絶妙で、大変心地よい作品群。
作者のK氏らしき方がいらっしゃったので、紹介して頂いて小一時間ほどお話しする。同い年だった。「風化」についてとか、作品の保存に関する楽屋裏の苦労話とか、ちょっと面白いお話をお聞きすることが出来た。

犬上すくね『想うということ』

犬上さんというと、『恋愛ディストーション』のタイトルに由るまでもなく、「恋愛」をお描きになっている方だと思います。
「恋愛」というと、何もない状態から恋心を抱く過程、想いを通わせるまで、そして通わせてからの時間、場合によってはすれ違っていく、もし離れてしまったならば、その往時思い出を回想するなど、そういうったいくつもの過程を含んでいる、広いものだと思うのです。まあ、普通は「想いを通わせるまで」あたりが注目されがちだと思いますが。ドラマチックだし。
犬上さんの作品の中でも特に秀逸なのは、今上に挙げた、「通わせてからの時間」以降に足を踏み入れたものだなあと思います。そういう部分にこそある妙味を面白いと思うようになったのは、自分がある程度の歳を重ねたからなのか。多分そうだけど。

想うということ―純愛作品集 (Beam comix)

想うということ―純愛作品集 (Beam comix)

そういう理由から、本書収録の、「君のためにできないこと」や「1/2のミッドサマー」などは特に、犬上作品でしか読めない魅力だよなーと。こういう恋愛中の2人の仲の「ブレ」みたいなものを描き出している作品が面白い。
あとがきの「君のためにできないこと」に関するコメント、

とにかくこの世にはびこる「君のためにできること」だの「君にしてあげられること」だのいったもの全てに鉄槌をくらわせたくて描いた作品

ま しかし この2人十中八九別れるよな 遅かれ早かれ

なんかが、そういう系統の作品の特徴をあらわしている気がするが(笑)。
でも、きっちり、その話の中で、読んでいて安心の出来る決着がつけられているのがいいところ。


それとこの本、装丁がいいんですよ。表紙の淡い黄色の地。紙質も紙の質感を感じられるザラザラとした手触りのあるマット紙で、見て、そして持っていて心地よいんです。とても作品内容にマッチしている。あー、上に貼ったアマゾンの表紙画像からではさっぱり分かんなくなっちゃってますが。
装丁を担当している「コードデザインスタジオ」について調べてみたら、例えば、

エマ アニメーションガイド(1) (ビームコミックス) 御緩漫玉日記 (1) (Beam comix) スミレステッチ―7 stitchers of Yamana world (Beam comix) 白のふわふわ―9 clouds of Yamana world (Beam comix)

などのデザインを行っているみたい。
『コミックビーム』のこのページには「造本大好き『コードデザインスタジオ』のふたり! 時間をかけてじっくり作ってます!」なんていう謳い文句もあったり。
なるほど、「漫画」の要素として、こういう装丁も重要だなと思った。