小箱とたん『スケッチブック』第3巻・出張版

スケッチブック 3 (BLADE COMICS)

スケッチブック 出張版 (BLADE COMICS)

読了。全体的な雑感は、前巻までの感想と同じですが、本当に何にもない日常を描いた作品だなあと改めて実感。特別な構えたメッセージを伝えようとするのではない、こういう作品のよさってあるなと。『出張版』の、4コマではない、短編の持つ雰囲気もなかなかいい。どこか、ちょっとだけ垢抜けないイメージがあるのも、それも味として存在している。
「日常」ということでは、『まほらば』の世界のある側面を、ごくあっさりと表現したらこんな感じになるのかなというのもありましたね、『出張版』の「梶原さんと雨の山」とか。
それにしても高校の美術部を舞台にしている割には、作品制作を行っているシーンがほとんどないのはいかなることか（笑）。