『リアリスの私写真』は、K-BOOKSの平台に2冊だけ残っていた、そのほのぼのとかわいらしく、しかし、他に埋もれてしまわないどこか印象的な表紙が目に入り、思わず文字通り足を止めてしまった漫画。作者名・書名だけ覚えておいて、ネットの評判が良さそうだったら後日買おうと、一時はその場を後にしたのだけれど、どうしても気になったので結局戻って購入してしまった。表紙買いなんだけれど、裏表紙にあった言葉、

――…ねえ? 今が消えても、今は確かにあったんだよね?

にとどめを刺されたということはいえよう。これで内容にも間違いないだろうと思わされたからだ。
後ほどバス待ちの間に読んだが、果たして、当たりだった。