『遥かに仰ぎ、麗しの』

2時間ほど進めた。みやびーなルートなのかな? 第5話途中まで。
ゲームやってないときもその作品の世界を想って幸せモードな感じで。久々にそういう気分。いいよねえ『かにしの』。楽しい。


すごく落ち着くなあ凰華女学院分校。ところで、場所がどの辺とかっていう設定というかモデルってあるのかな。
昨日も書いたけれど、話にせよ世界観にせよなんにせよ、素直なのがいい。落ち着くよね。だんだんと賑やかさから離れていくのは、ちょっと寂しい気もするけれど、まあ関係が親密になってきているから、というか、いってしまえば関係性が、周囲と自分なのが、誰かと自分と周囲、になっていくそれだけなんだけど、その移り変わりがとてもゆるやかというか、イヤではないのは、やっぱり素直なのだろうと思う。


笑顔はもちろんよいのだけれど、あるいは涙も、やっぱりよいのだけれど、その対極間の途中の表情、悩みがにじんでいる安定していない変わりつつある顔というのがすこぶるよいもので、特にみやび。そうそう、表情に限らず、そのさまざま揺れ動きが丁寧に示されているというのがうれしい。時折視点が変わって語られるというのも、そこにつながっている。


家庭にせよ他人にせよ(というか家庭も「他人」か)、理想的な関係というものなどはない、のだろうけれども(いやあるのかなあ……)。そういう意味で、みやびは、なんだかすごく「わかる」なあという気がする。まあ問題というか、それは問題というべきなのか、「それ」があって常態で、本当はそれ自体が正誤とか、優劣の尺度の価値は持たない気もするのだけれど、いや、実感としてはまったく「問題」なんだけれどさ。


秘書云々。反感を持たざるを得ないけれど否定はできないなあ、司の行動。理事長アンチ派と理事長の関係においてどうなのよというつっこみはどうなのかというところは気にかかるが。しかし悪役が必要だというところは実感。というか、いいなあ、誰かの為に働けるってのはやっぱりうらやましい。憧れる。リーダさんしかり。